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2020.06.26

  • 東京本社

✈メールマガジン NO.5✈

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✈アサヒトラベルインターナショナル メールマガジン✈
2020年6月 29 日
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発信: ㈱アサヒトラベルインターナショナル メルマガ編集部   No.005
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今回のテーマ
【1】各国の現状 「オーストラリア編」
【2】オーストラリアを身近に感じるサイトのご紹介
【3】SDGsオンラインセミナーのご案内
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【1】 各国の情報 「オーストラリア編」

日本でも県を超えた移動や旅行が解禁となりました。

今回は、7、8月の夏休み中に学校交流のプログラムを予定していた学校も多い、南半球のオーストラリアの、東海岸クイーンズランド州(以下QLD州)、ニューサウスウェールズ州(以下 NSW州)の情報をお送りいたします。

●オーストラリアのコロナ発生から今までの国の動きについて
オーストラリアの感染者数合計は7,686人で、そのうち6,993人は回復済み、国内死亡者数は104人となっています。(2020年6月28日現在)

オーストラリアでは連邦政府及び州政府によるCOVID- 19への対抗措置として3月より実施されてきた規制が、徐々に3段階に分けて緩和されてきておりますが、各州ごとに緩和時期・内容には少し違いがあります。

クイーンズランド州ロードマップ
(PDFが開きます)

QLD州(クイーンズランド州)では、当初の発表より12 日間も早く、6月1日よりステップ2が緩和となり、州内の移動制限がなくなりました。

次は、ステップ3で他州への移動制限の撤廃、そしてステップ4以降で、海外との移動が段階的に緩和されていく予定です。

時期に関しては、今回ステップ2への移行が早まったこともあり、今後次のステップへの移行時期は状況により早まることも考えられます。

● 現在のQLD州、ゴールドコーストの町の様子について
5月31日、パラシェQLD州首相及びマイルズ州副首相兼保健大臣は、州民の努力によりCOVID-19対策が奏効しているため、6月1日(月)正午よりQLD州内全域(指定先住民地域を除く)における旅行を無制限(宿泊も可)に認め、レストラン、カフェ及びパブについて最大20人までの顧客受け入れを認めること等を発表しました。

ゴールドコースト市内の様子は、ソーシャルディスタンス、手洗い、消毒というルールはもちろん継続されていますが市民は随分と普通の生活を日に日に取り戻してきています。南半球の冬の時期を迎えているオーストラリアの中でもゴールドコーストは、日中は20度以上と日差しがあればポカポカと暖かく、ビーチでもまだ多くの人を見かけます。

人々の暮らしも都会とは異なり、ソーシャルディスタンスが取りやすい広々とした環境、屋外の施設も多いことが安心して外出ができる理由となっているようです。

●ロックダウン中、オーストラリアらしさを感じたエピソード
①Aussie(オーストラリア人)はDIYが大好き!!
ロックダウン中、DIYが好きなAussieはホームーセンターに殺到!家の修復や庭の手入れに必要な品物をこぞって購入。そのお陰で、家の中も外も綺麗になりましたが、要らなくなった物を捨てる粗大ゴミセンターが大忙しとなり、ゴミを捨てに来る車が長蛇の列となりました。

②Aussieは水辺が大好き!外で過ごすのが大好き!
ロックダウンに伴いボートを購入する人が増えました。ロックダウン下でも人と距離をとりながら安全に遊べるスポーツとして人気です。

また、アウトドアアクティビティや、スポーツ好きでも知られるオーストラリアの人々ですが、ジムが閉まった際には、公園が、腕立て伏せをしたり、ジョギングしたりする人達でいっぱい!なんていうことも!
ジム通いの人口がとっても多かったんだな、とびっくりしました。

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親子で海辺のアクティビティを楽しむ様子

③Aussieはおしゃべりが大好き!!
ソーシャルディスタンス確保の為、みんなで集まれないから、とご近所では、自分のお家の前の庭に椅子とテーブル、ワイン&チーズを準備して、ストリートの向かいのご近所さんたちと『ディスタンシングパーティー』をする光景も見かけました。

とにかく、おしゃべり好きのAussieはあの手この手でみんなとおしゃべり会を設けようとしていました。

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よく見ると道路を挟んでご近所さんたちがおしゃべり!

④Aussieは人助けに積極的!
チャリティや人助けがとても身近にあるオーストラリア。看護師さん達が、病院に入る度にシャワーを浴びなくてはいけないという話を聞き、学校の保護者で連絡をとりあい、さっそく行動に!

ありがとうのメッセージカードとともに、シャンプーやボディソープを寄付しました。

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受け取った病院の看護師さん達から届いた写真

⑤Aussieは陽気!
楽しく過ごすことをとても大切にするAussie。ロックダウン中、正当な理由で外に出られるのが、ごみ捨てだけ、おしゃれもなかなかする機会がない・・・という中、ならば楽しくゴミ捨てを!と始めた友人同士のSNSでの写真のやりとりが話題になり、多くの人が投稿しはじめたBin Isolation OutingこれもオーストラリアQLD州ハービーベイ発祥です。Facebookでは100万人規模のグループまでできているそう!

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この活動を始めたDanielle Askewさん

●現地校の運営状況
現地QLD州の公立校は、教育省(Department of Education)の運営の下、3月30日(月)からEssential workerの子供達を除いてオンライン授業に移行となりました。
現地の留学生も同様にホストファミリーの家で在学がはじまり、教育省の遠隔授業システム「learning@home」を使用してスムーズにカリキュラムがオンラインで運営されていたようです。

各教科の先生と生徒は、毎日ポータルサイトやメール、電話等でつながっており、授業も双方授業や録画した授業映像の提供などを通して行われました。宿題や課題もすべてオンラインで提出され、その他の国々と比べても最小限の教育への影響で留められたとされています。

5月11日(月)には、プレップ(準備学年)1年生及び12年生(高校3年生)の学校での授業が再開し、2週間後の5月25日(月)から生徒全員が学校へ戻り、授業が行われています。

校内では、ソーシャルディスタンシングが保たれながら授業が行われ、修学旅行や課外活動などグループの移動が伴われるアクティビティは現段階でキャンセルされています。

●今後の旅行や留学に関しての状況
オーストラリアでは、1学期(Term1)の終わりごろから急激に感染が広がり始め、学期留学中の生徒さんの中には3月末に緊急帰国をされた生徒さんもいらしたのではないでしょうか?

オーストラリア政府は3月20日より、オーストラリア人並びに永住者とその家族を除く日本人を含むすべての海外からオーストラリアへ入国をされる渡航者を全面入国禁止としており、期限は当面となっております。年内は国際線の通常運行を復活させなというような話も一部ででており、今後の動きが気になるところです。

一部報道では、「学生ビザを取得している留学生」の受け入れを免除する検討をしているという情報もありますが、現段階で正式な発表はされておりません。

私共も、渡航制限の解除が発表される日を待ち詫びております。

補足情報
・オーストラリア保健省のサイト:https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers
(At a glance をクリックすると、オーストラリアの感染者数等のわかりやすい一覧が見られます。)

・オーストラリア商工会議所のサイト: https://www.australianchamber.com.au/wp-content/uploads/2020/06/Revised_COVID_StagePlan_v5.pdf
(オーストラリアの経済活動回復プランがご確認いただけます。)

・オーストラリア政府観光局のサイト:https://www.australia.com/ja-jp/travel-alerts/coronavirus.html
(各州の最新情報等をご確認いただけます。)

・クイーンズランド州政府観光局のサイト: https://blog.queensland.com/2020/06/23/queensland-back-to-business-jp/
(観光施設の営業再開情報をご確認いただけます。)

【2】オーストラリアを身近に感じるサイトのご紹介

オーストラリアの研修がなくなり、なかなかAussie Englishに触れられる機会がない・・・
そんな生徒さんには、NSW州シドニーから車で1時間、ゴスフォードの近くにある動物園「オーストラリアン・レプタイルパーク」のYouTubeチャンネルや、飼育員のTimさんのInstagramの動画がお勧めです。
オーストラリアの動物たちについて勉強できます。

Australian Reptile Park YouTube Channel: https://www.youtube.com/channel/UCXEA-bmkdoOnx-YnzjNLDSQ

Timさんの動物紹介動画 : https://www.instagram.com/timswildlife/

また、オーストラリアは研修素材の宝庫。SGDs関連の研修テーマもたくさんあります。

その中から、ご紹介をいただきました、QLD州の海洋環境についてのVideoをご案内したいと思います。


One World One Ocean ~プラスチックと海の生き物たち~

皆様から、陽気なAussieの人柄が垣間見えるエピソードを たくさん伺うことができました。

造語が上手なAussie、今回のコロナについても、日本の『3密』ならぬ、 新しい言葉が生まれているそうです。

Magpie、Rona、Covidiot・・・どんな意味か、是非調べてみてください。

情報提供にご協力いただきました、QLD州政府観光局 柴田正三様、オーストラリア政府観光局 梅田七海様、QLD州ゴールドコースト観光局 小林芳美様、QLD州政府駐日事務所 フォーサイス伊織様、また、NSW州からは、現地手配会社 ティムズ陽子様、ありがとうございました。

【3】SDGsオンラインセミナーのご案内

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」で掲げた 17 の目標達成年(2030 年)まであと10 年となりました。

繰り返される自然災害や、コロナ禍による不確実性を増していく社会において、SDGs の重要性が益々高まっており、教育現場においても、SDGs を意識した学習活動やプロジェクト学習は広がっています。

アサヒトラベルでは、SDGsに取り組むべく、様々な企画をしております。

今回は、デンマーク・ロラン島在住の共生ナビゲーター・アドバイザー・ジャーナリストのニールセン北村朋子様、そして宮城県東松島市 復興政策部 地方創生・SDGs推進室主査の坂本康至様をスピーカーとしてご招待し、SDGsオンラインセミナーを開催いたします。

海外、国内のSDGs取り組み事例をご紹介し、今後、教育現場でどのような活動が求められていくのか、発表者、参加者全員で考える時間になれば幸いです。

また、国内未来都市を中心にSDGs教育プログラムをまとめております。

ご興味をお持ちの際は、担当者までお問い合わせください。

[オンラインセミナー概要]
image002.jpg
日時:2020年7月18日(土)15:30~17:30
テーマ:SDGsオンラインセミナー これからのSDGs教育を考える
~SDGs達成度ランキング世界1位のデンマークとSDGs未来都市宮城県東松島市の取り組みから~
参加費:無料
セミナーご案内:SDGsセミナー詳細


(アサヒ国際文化交流協会へ)

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