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2021.01.21

  • 東京本社

✈メールマガジン No.019✈

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✈アサヒトラベルインターナショナル メールマガジン✈ 2021年1月21
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発信: ㈱アサヒトラベルインターナショナル メルマガ編集部   No.019
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今回のテーマ
【1】 各国の現状(スウェーデン入国情報)

【2】 SDGs関連特集 「岡山県真庭市の取り組み」

【3】 世界の〇〇 第2回 「世界の年末年始ごはん」

【4】 2月以降のプログラム&セミナーのご案内

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【1】各国の現状(スウェーデン入国情報)

新型コロナ感染拡大防止のため、独自の政策を取ってきたスウェーデン。

クオニイツムラーレジャパンの寺内様より情報をいただきました。(2021年1月1日19時時点)

感染症危険情報:レベル3  

感染者数(累計):437,379名 

死亡者数(累計):8,727名 

新規感染者数(2020年12月29日時点):8,834名

出国:特に条件なし

入国:令和3年1月1日より 日本入国の際の検疫強化の指定国に指定されています 

検疫の強化
国内で変異ウイルスの感染者が確認された国・地からのすべての入国者は、出国前72時間以内の検査証明が必要とされます。

また、検査証明を提出できない帰国者は、検疫所が確保する宿泊施設での14日間の待機が必要とされます。

※ 外務省感染症危険情報発出国については、外務省海外安全ホームページ( https://www.anzen.mofa.go.jp/ )を御確認ください。
※ 査証制限措置対象国については外務省ホームページを御確認ください。( https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html

以下は、産経新聞より出典

スウェーデン政府は2020年12月28日、新型コロナウイルス対策として、店舗閉鎖などの強制措置をとる権限を政府に与える法案を提案したと地元メディアなどが伝えた。

事実上のロックダウン(都市封鎖)措置を進める多くの欧州諸国とは一線を画し、強制的な規制の回避を基本政策としてきたが、最近の感染再拡大を受けて規制の強化を迫られた形だ。

2021年9月までの時限立法で、3月に予定された当初の提案時期を前倒しした。

議会が可決すれば2021年1月10日に施行される見通し。

政府は感染拡大リスクの高い大型商業施設の閉鎖や公共交通機関の運行制限など、拘束力のある措置をとる権限を持つ。違反者に罰金を科すことも可能となる。

政府は国民の自主的な感染予防策を重視してきたが、2020年12月18日には公共施設の閉鎖や飲食店での人数規制などの対策を打ち出し、公共交通機関でのマスクの着用も初めて推奨していた。

感染者数は秋以降に急増し、新型コロナウイルス変異種の感染例も確認された。

8千人を超す累計死者数は近隣の北欧諸国より大幅に多く、カール16世グスタフ国王が「私たちは失敗した」と政府批判と受け取れる発言をする異例の事態となっている。

11月からクリスマスシーズンにかけて人出が増え、一層の引き締めに向かっているスウェーデンです。

ロックダウンではありませんが、マスク着用は推奨、ソーシャルディスタンスの保持や集会の禁止、22時以降の酒類提供禁止などの措置もとられております。 

(情報出典元:WHO、各国関係報道、外務省公式サイト等)

クオニイツムラーレジャパンの寺内様、情報提供をありがとうございました。

現在の対策などから状況がどのように転じたのかが見えてきますね。

【2】関連特集 「岡山県真庭市の取り組み」

1. 未来都市 岡山県真庭市の魅力

2020年12月に先生方と岡山県真庭市へ修学旅行の下見視察をいたしました。

岡山県真庭市は、岡山県北部にある人口約4万4千人の小規模自治体です。

この小さな自治体が、企業のチャレンジなどにより再生エネルギーの改革をし、循環型社会を作り上げたことは、日本の未来への明るい展望となっていると言えます。

2. 真庭市の循環型社会と銘建工業

真庭市の循環型社会は、社会・経済・環境の相互の相乗効果により、成り立っています(資料)。

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真庭市産業観光部 林業・バイオマス産業課 資料より抜粋

この基礎を作ったのが、銘建工業株式会社です。

1984年にアメリカ視察をもとに小さなバイオマス発電所を始め、2003年のRPS法(一定割合以上の再生可能エネルギーを電気事業者に義務付け)の施行により『循環型エネルギーシステム』への道を切り開きました。

2015年には出力1万キロワットを超える日本有数の「真庭バイオマス発電所」を完成させています。

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銘建工業株式会社の向かいに佇む真庭バイオマス発電所

また、ヨーロッパでの視察をきっかけに始まった新建材CLTにも注目が集まっています。

CLTは、Cross Laminated Timberの略で、木材を各層で互いに直交にするように重ね合わせて作られた木製パネルで、断熱性と耐震性の高さに優れ、この注目度から建築家隈研吾氏デザイン監修の新国立競技場にも一部使われています。

銘建工業は、このCLTの7割以上のシェアがあるという点でも先進的です。銘建工業の新オフィスは、日経ニューオフィス賞を受賞しており、このセンスに溢れる空間は、生徒にとって刺激的な場所になると感じております。

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木材同士を重ね合わせている作業現場

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仕上がったCLT建材

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CLT建材と合板

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CLT建材を使って建てられた銘建工業株式会社の新オフィス

3.「真庭システム(木質資源安定供給事業)」とバイオ液肥利用の農場

真庭バイオマス発電所と真庭の山を結びつけ、「真庭システム(木質資源安定供給事業)」を成り立たせているのが真庭バイオマス集積基地です。

未利用材や製材所で多量に発生する端材や樹皮を買い取り、利活用する目的で建設されました。

買い取った木材は専用の機械により製紙の原料や木質チップに生まれ変わり、木質バイオマス発電の燃料として出荷、販売されています。

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集積所に集まる木材

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木材に含まれる水分量を計測している様子

さらに循環型社会の生活面で大きな役割を持っているのが、バイオ液肥利用の農業です。

2015年よりメタン発酵プラントを稼働し、真庭市内の約3,400世帯の生ごみを受け入れ、ガス・液肥の生成までを行政と民間が作り上げた仕組みのもと、「地域内循環」に支えられた農業が進められています。

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家庭から分別回収された生ごみの容器

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バイオ液肥のみを使って野菜等を作るHAPPY FARM plus Rの圃場

4. 課題を解決し、未来への展望を作り上げていく真庭市

課題(資料参照)を解決し、持続可能な「真庭ライフスタイル」を作り上げている真庭市、真庭市の方々にとっても循環型社会へのチャレンジにより自治体が変わった、とのコメントが印象的でした。

その現場を、実際に学生・生徒・児童の皆さまに是非見ていただき、これから目指すべき日本の循環型社会を考えていくきっかけにしていただきたいと思います。

今回の視察は、真庭市観光局の皆さまのご協力のもと、進めさせていただきました。

学校プログラムの際には、観光局のサポートにより安心して進められる場所です。

【3】世界の〇〇 第2回「世界の年末年始ごはん」

クリスマス・シーズンからニューイヤーにかけて、世界の国々では一体どんな料理で食卓を囲むのでしょう。

「世界の年末年始ごはん」第2弾は、マルタ、イタリア、ベトナムを紹介します。

マルタ

上から順に

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"ブロードュ" と呼ばれるスープ

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"ラザニア" 
または"ベイクドパスタ"(マカロニとトマトソースのグラタンのようなもの)

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メイン料理は、"ターキーと温野菜、ポテト"、

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"ポークの肉巻き"
など2種類のお肉料理

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デザートは、"クリスマス・ログ(ナッツとクッキーをつぶしてコンデンスミルクで固めたシナモン風味の菓子)"と

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"ミンスパイ"
が主流です。イギリスのクリスマス料理と似ていますね。

ベトナム

ベトナムの新年は、11日ではなく、テトと呼ばれる旧正月になります。

このテト休暇が日本での正月休みとなり、連休の少ないベトナムではこの時期に皆帰省し、

親戚一同で集まる風習があります。

ちなみに2021年のテト休暇は、2021210()16()7日間となります。

Bánh chưng (バインチュン)
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テトに食べるベトナムの伝統食で、もち米、枝豆、豚肉をバナナやココナッツの葉に包み、

蒸して作られた、ちまきのような食べ物です。一番右の写真がその中身です。

外でも販売されていますが、テトの時期は家庭で作る事が多く、

一度に沢山作り家族で毎日食べる家庭が多いです。形は四角形の他に筒形などもあり、家庭によって異なります。

Gio cha(ゾー チャー)
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ベトナム風のソーセージです。こちらもバナナの葉に包まれており、肉(豚肉や牛)、魚、マッシュルーム、胡椒を合わせたものを茹でて蒸して作られます。

Thit kho trung
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豚肉と卵を煮た料理です。四角型に切られた豚肉を、ニンニク、フィッシュソース、砂糖やココナッツ水を混ぜたものにつけます。

ゆでたまごを作り、殻をむいてから先程の豚肉と一緒に鍋で数時間煮こんだら出来上がりです。

酢漬けの野菜と一緒に食べます。たまごは幸運の象徴と言われています。

ベトナムの伝統的な食べ方として、床に料理を全部並べて食べるスタイルがあります。

今でも田舎や村では特に多く、家庭によっては、そのような食べ方をしているところもあるようです。

毎年テトの時期が近づいてくると、街中はお祝いモードになり、テトの飾りつけでとても賑やかになります。写真は、昨年のテトの時期に撮影したものですが、とても綺麗でした。

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イタリア

イタリアでは、クリスマスは家族で、年末年始は友達と過ごすのが慣わしです。

普通、クリスマスイヴは魚料理、クリスマスは肉料理を頂きます。

地方によってイヴの夕食の料理に重点を置くところもあるようですが、トスカーナはどちらかというとクリスマスのお昼ご飯が大切になります。

フィレンツェはトスカーナの中でも内陸なので、新鮮な魚料理は伝統的ではありません。

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イヴの夜は、スモークサーモンが乗っかったカナッペムール貝の蒸し煮、ヴォンゴレのスパゲッディいかのホウレン草煮込み

塩付け鱈のトマトソース煮込み、などを食べることが多いです。

クリスマスは、通常は家族親戚と一緒にお昼に豪華な食卓を囲みます。

フィレンツェでは、前菜には様々なタイプのクロスティーニ(特にトスカーナでは鶏レバーペーストのカナッペが有名です)ハム類チーズ類

第一の皿はトルテッリーニ・イン・ブロード(詰め物パスタのスープ仕立て、本当は去勢した雄鶏からとったスープを使うべきだと言われています)。

メインはローストビーフアリスタ豚肉の塊肉をオーブンで焼いて薄切りにしたもの)、各種肉のローストなどがよく食卓に並びます。

最後にスプマンテと一緒に パネットーネ パンドーロを食べます。

写真は、トルテッリーニ・イン・ブロードパネットーネです。

慣例として大晦日は友人と一緒にドンちゃん騒ぎ。大晦日のご馳走で特徴があるのは、

コテキーノ(腸皮に肉やスパイスの詰め物をしたソーセージ)もしくはザンポーネ(豚足に豚肉の詰め物をしたソーセージ)

これは レンズ豆と一緒に頂きます。レンズ豆は形が金貨に似ているので金運を願って食べます。(最後の写真)

世界には、時期や習わしは違えどもクリスマスやお正月には様々なごちそうがあり、華やかですね。

マルタ共和国コーディネーターの牧田様、ライトハウス・キャリアエンカレッジ株式会社(ベトナム)の木田様、フィレンツェ在住のイタリア政府公認フィレンツェ県及びシエナ県観光ガイドの蔵本様、どうもありがとうございました。

【4】2月以降のプログラム&セミナーのご案内

1. 2021130日開催 「スウェーデンの幼児教育と質の高い保育者研修」

詳細とお申し込みはこちら→https://www.ati-jp.com/news/2020/12/2020_12_08_081540.html

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2. 2021年2月20日特別開催! ACCIグローバル教育セミナー

詳細とお申し込みはこちら→https://www.ati-jp.com/news/2021/01/2021_01_08_111559.html

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3. 2021年2月まで!オンライン留学「家デモ海外研修」

詳細とお申し込みはこちら→https://www.ati-jp.com/news/2020/10/2020_10_23_125404.html

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