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2015.02.10

  • 海外現地レポート

ピストイア幼児教育視察

 1月に保育園運営会社のイタリアでの幼児教育視察に添乗員として同行させていただきました。フィレンツェから専用バスにて北へ約30分、人口約9万人の小さな街ピストイア市を中心に行政の方からのレクチャーを受けたり、幼児学校(イタリアでは幼稚園ではなく幼児学校と呼んでいます。)や保育園を見学していきました。  ピストイアは、中世の雰囲気の残る歴史ある街で、乳幼児期からピストイア市民として 受け入れられ、街を好きになるような試みが長年続けられています。
具体的には、Area Blu (アリアブル)という児童館では学校の子ども達へ美術や芸術を教え、ピストイアの歴史あ る建物(大聖堂や洗礼堂など)を描かせたり、ピストイアが生んだ芸術家マリーノ・マリーニ の美術館へ行き、彼の生涯や作品について学んでいくプロジェクトを定期的に行っています。 こういった活動を通して、子ども達はピストイア市民としての存在意義を感じていきます。

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ピストイアの街並み

ピストイアにおける幼児教育

ピストイア市は、乳幼児期の教育に他都市より予算を投じており、幼児期の教育の大切さを 強調しています。また、園長をおかず行政の教育コーディネーターが組織全体のバランス を取り、一人一人の先生に責任ある役割を持たせているのも特徴です。  今回の研修では、ピストイア市の隣町アリアーナ市にある国立の幼児学校も訪問しました。 イタリアの国立学校では、国からの1年間のプロジェクトが決められ、それに従い日々の活 動が進められています。今年はアレッサンドロ・マンゾーニの『いいなづけ』。ダンテの 『神曲』と並ぶイタリア文学の最高峰。この作品を5歳の子ども達が学び、登場人物の感情 を理解していきます。子ども達が作った『いいなづけ』を描いた作品には驚き、子どもが持 っている可能性の大きさを感じました。  小さな頃から街や国の文学や芸術に触れ、育っていく。街や国、家族を愛するイタリア人 の原型を見た思いがしました。

営業部 上杉

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ピストイア市の園児が作った作品

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『いいなづけ』を描いた園児の作品